プロフィール
大学院を卒業し、2016年に大塚倉庫へ入社。流通サービス事業部を経て、2018年からロジスティクス本部。現場の業務改善や品質管理業務に従事し、2023年10月からはGDP推進室室長も兼任している。
大塚 諒

大学院を卒業されて大塚倉庫に就職されていますが、業界や会社の決め手は何でしたか?

大学院では人類学を学んでおり、物流にはあまり興味はありませんでした。就職活動の軸は「良いものを社会に広げたい」と漠然としており、自動車業界やメーカー営業など幅広くエントリーしていましたが、物流業界は大塚倉庫しか受けていません。
大塚倉庫を知ったキッカケは、大学時代の後輩が入社し働いていたからです。物流のデジタル化を進めていること、その具体的なツールである各種システムが広がれば社会にも良い影響があるな、と思い興味が湧きました。最終面接ではまともに話すこともできなかったのですが、その場で会長に、待ちの姿勢を見抜かれ「変えていったほうがいいよ」とズバッと言われました。コンプレックスもあり人前で話したくないとネガティブだった自分を変えたい、悔しいと心底思い、そしてこの会社なら変われると思ったので入社を決めました。

物流についての知識がない中、苦労したことも多いのでは?

最初に配属されたのは、流通サービス事業部という、大塚グループの通信販売事業を行う部署でした。会社のメイン事業であるBtoBの物流ではなく、通販サイトの運営とBtoCの物流管理(外部委託先)を行う部署です。分からないことだらけで、最初は当時の上司におんぶに抱っこでした。しかし1年目の途中でその上司が産休に入られ、とても焦りました。そこから独り立ちしなくてはと、自分で考え、自分で動けるようになっていったと思います。

少しずつ自立されていったのですね。仕事をする上で気を付けていることはありますか?

3年目でロジスティクス本部に異動になり、今度は倉庫の現場の人たちとのコミュニケーションが必要になりました。正直に言うと、まだ人と話すことに苦手意識がありました。しかし、名前と顔を覚えてもらいコミュニケーションを取らないと仕事になりません。メールで済ませたいところを電話し、電話で済ませたいところを会いに行き、分からないところはどんどん質問し、自ら積極的に動きました。
そのうえで、人を巻き込むにはどうしたらいいかを真剣に考えるようになりました。今でも、分からないことはたくさんありますし、人に聞くこと、人にお願いすることがたくさんあります。学ばせていただいているという精神と、謙虚な気持ちを忘れないよう人と接することが、人を巻き込む自分なりのポイントかなと思っています。

今後挑戦したいことはありますか?

今はGDP推進室で新たな挑戦をさせてもらっています。メーカーの品質管理のプロと、物流のプロとして対等に話せるようになりたい。そして、医薬品物流を担うトップランナーとして「品質をデジタルで担保する」ことを実現したいです。
意欲があり、自ら手を挙げれば挑戦させてもらえる環境がある大塚倉庫で、自分は変われたと思っていますし、これからもどんどんアップデートしていきたいです。