一人ひとりのキャリアサポート
DEIランチ会の開催(Diversity(多様性)/Equity(公平性)/Inclusion(包括性・受容性))
大塚倉庫では、拠点毎だけではなく会社全体での横のつながりを強化し、お互いに何でも話せる環境づくりを構築するために、全社横断で月に1回、DEIランチ会を開催しています。
ただ単にコミュニケーションを図るだけではなく、社会情勢や社内の現状に合わせたテーマでの情報共有、保健師による健康教育。また、女性社員のキャリアデザイン形成に役立ててもらうため、子育て中の従業員による「仕事と子育ての両立について」や管理職による「キャリアアップの経験について」等、毎回テーマを変え実施しています。「DEIランチ会」には、「様々な意見をかけあわせ、より働きやすい環境を社員同士でつくりあげたい」という想いが込められています。
パパママ交流会
新たにパパ・ママになった人や、これからパパ・ママになる人を対象に、毎年「パパママ交流会」を開催しています。対象者の上司も参加し、「子育てしながら働くことの重要性やマネジメント」について勉強してもらう機会にしています。
また、実際に育児休暇やファミサポ5を取得した人に、仕事と子育ての両立方法について話をしてもらったり、今後の働き方についても相談を行います。「パパママ交流会のおかげで、制度の活用方法をよりイメージしやすくなった」という意見もあり、男性・女性ともに育児休暇取得率が向上。昨年に引き続き、2023年も育児休暇等の取得率は男女共に100%でした。(ファミサポ5の取得含む)
LGBT理解浸透
LGBTと企業~職場でのダイバーシティを考える~
株式会社ニューキャンバス代表 杉山文野氏
LGBTに関する正しい知識を身に着けるため、全社員を対象にした外部講師によるセミナーを行っています。また、知識を身に付けるだけではなく、LGBT社員が働きやすい職場環境を整えるため、「男性」・「女性」という文言を削除する等、多様性に配慮した「就業規則」を作成。その他に、本人の希望や必要に応じて、ビジネスネームの変更を行いました。また、東京本部には「だれでもトイレ」を設置しています。
シニアの活躍応援
60歳の定年を迎える社員への手厚いサポートを行っています。定年以後も継続して働ける職場環境を提供するとともに、ライフプランセミナー※1などその年齢に応じた情報提供を実施しています。再雇用制度※2を用いた社員は、豊富な経験を活かし、適する部署で活躍しています。
- ※1 ライフプランセミナー:58歳到達社員に今後のキャリアやライフプランについて考える機会を提供するセミナー
- ※2 再雇用制度:最長65歳
働きやすい制度づくり
ファミサポ5(育児休暇/介護休暇)/テレワーク
大塚倉庫では、ファミサポ5(ファミサポファイブ)という大塚倉庫独自の制度があります。この制度は、付与された5日間の公休を育児にも介護にも利用できる制度です。介護の場合は、要介護状態の家族に対する介護や、通院に付添いが必要な場合等にも取得できます。このような仕事と介護を両立できる職場環境の整備促進の取組みが評価され、厚生労働省認定の「トモニン」マークを取得しました。
その他、テレワークを利用することが可能で、それぞれの環境に合わせ、社員一人ひとりがより働きやすくなるように支援しています。
※テレワークなどの働き方改革に関しては、「大塚倉庫の働き方改革」のページをご確認ください
婦人科産業医への相談窓口
大塚倉庫は大塚製薬健康保険組合に加入しており、当健保の被保険者に対して婦人科産業医への相談窓口を設けています。年代やライフステージごとに異なる女性特有の不調(月経関連の症状や疾病及びPMS、更年期障害等)について、婦人科医に気軽に相談することで、「自分らしく過ごせる日々をサポートすること」と「働きやすい職場作りをサポートすること」を目指します。
通勤ストレスを軽減し、プライベートの時間を確保
~東京本部の社員約30%が徒歩圏内住まい~
「通勤ストレスの軽減」や「プライベートの時間確保」を目的に、東京本部(中央区晴海)から2km以内の徒歩圏内エリアに住んでいる社員は、住宅補助が月額家賃の70%支給され、上限金額もアップします※3。
生活には欠かせない「居住環境」まで社員の生活をサポートしています。
※3 地域によって月額家賃の55%・月額家賃の70%支給など、住宅補助を支給しています。
その他柔軟な働き方を支援する制度や仕組み
育児勤務 | 一定期間通常勤務が困難になったときに、短縮時間勤務または始業および終業時間の変更が可能 |
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介護勤務 | 一定期間通常勤務が困難になったときに、短縮時間勤務または始業および終業時間の変更が可能 |
時差出勤 | 上長の許可を得た上で、時差出勤が可能 |
半日有休 | 年次有給休暇は半日に分割して取得することが可能 |
インターバル制度 | 1日の勤務終了後、次の勤務の開始までに、少なくとも10時間の継続した休息時間を与える |
出産祝金 | 出産祝金5万円付与(「育児休業5日以上」取得し、更に「ファミサポ5を5日」取得した場合に限る) ※多胎の場合人数分支給 |
(その他、年次有給休暇、産前産後休暇、育児休業、介護休業、慶弔休暇などあり)
受賞
2017年 | Work Story Award 2017大賞受賞 |
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2019年 | 働き方改革企業2019特別賞受賞 |
2019年 | ロジスティクス大賞 選考委員会特別賞 |
2022年 | 「CASBEE 不動産評価認証」S ランク取得 |
認定
2022年/2023年/2024年 健康経営優良法人 大規模法人部門に 3年連続認定 |
経済産業省が設計する「健康経営優良法人認定制度」。
地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。 |
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2023年 くるみん認定 |
「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた証です。次世代育成支援対策推進法に基づき、仕事と子育ての両立を図るために必要な雇用環境が整備されていると認められました。
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2023年 「トモニン」マーク取得 |
厚生労働省より、「仕事と介護を両立できる職場環境整備」に取り組んでいる企業に与えられます。
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活動実績
活動項目 | 年度ごとの実績値 | 目標 | |||
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2021年 | 2022年 | 2023年 | |||
健康診断関連 | 健康診断受診率 | 98.1% | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
特定保健指導実施率 | 67.8% | 70.0% | - | 90.0% | |
有所見率 | 28.9% | 29.8% | - | 25.0% | |
精密検査受診率 | 32.0% | 36.0% | - | 40.0% | |
適性体重維持者率 (BMI18.5~25未満) |
60.5% | 61.8% | - | 65% | |
「日常生活で1日1時間以上身体活動を実施している」方の割合 | 47.2% | 48.9% | - | 60.0% |
活動項目 | 年度ごとの実績値 | |||
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2021年 | 2022年 | 2023年 | ||
ストレスチェック等 | 受検率 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
高ストレス者割合 | 12.5% | 12.7% | 10.9% | |
働きやすい環境づくり | 年次有給休暇取得率 | 85.2% | 76.0% | 78.2% |
平均月間法定外残業時間 | 9.2時間 | 9.0時間 | 7.3時間 | |
ワークエンゲージメント (5点が最も高い状態) |
- | - | 3.13 | |
女性育休取得率※ | 100.0% | 100.0% | 100.0% | |
男性育休取得率※ | - | 100.0% | 100.0% | |
就労状況 | 平均勤続年数 | 16.3年 | 15.8年 | 14.0年 |
労働災害 | 件数 | 1件 | 1件 | 2件 |
度数率 | 2.21% | 0.02% | 0.05% | |
強度率 | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
※ファミリーサポート5での取得を含む(2024/4/1時点)
女性の健康について
ライフサイクルに応じて、ホルモン、カラダが変化しやすい女性が、自分自身の身体の変化を知り、その対処方法を学んだり、女性がより働きやすい環境を整えられるよう、女性のみならず男性社員も参加できる「DEIランチ」や「女性の健康セミナー」を実施しています。
2023年に開催した「女性の健康セミナー」では参加した男女の97.9%が〔とても理解できた〕、〔理解できた〕と回答。
講演後、女性の見方や接し方を変えようと思った男性は94.1%と回答し、行動変容のきっかけにも繋がりました。
また、半数以上の社員が男性の健康についても学びたいという回答があり、今後の活動に取り入れています。