- プロフィール
- 高校を卒業し、2016年に大塚倉庫へ入社。西日本ロジスティクスセンターにて倉庫現場業務に従事した後、東京へ転勤しロジスティクス本部に3年弱、23年9月よりコネクティッド本部にて標準化推進業務に携わる。

高校を卒業されて大塚倉庫に就職されているのですね。業界や会社の決め手は何でしたか?
まず、大学進学に興味がありませんでした。目的なく、ダラダラ4年間過ごすよりもはやく自分で稼ぎたかったし、4年後に同級生が大卒で入社してきた時に彼らの初任給よりも自分の給与が高ければ「勝ち」だと思っていました。高校に多くの求人が来ていた中で、体を動かして働けるところ・基本給が高いところ・休みもちゃんと取れるところを選んだ結果、大塚倉庫でした。そのため、物流のことは何も知らずに入社しています(笑)。
まず西日本ロジスティクスセンターで倉庫現場業務に従事されていますが、当時印象深かったことはありますか?
私が入社したタイミングはちょうど、大塚倉庫の代名詞とも言える「物流のデジタル化」が現場業務にも浸透し始めた時でした。iPadで「ID倉庫」というシステムを操作しながら、指示を確認し作業をしていく。ある意味、ベテランの先輩方も新入社員も新しいやり方で同じスタートです。従来手法を知らず、デジタル機器にも慣れている自分のほうが、はやく馴染めたことはとてもラッキーでした。
しかし、新たなお客様の製品をお預かりすることになり、入社わずか1年で現場の立ち上げを担当することになった時は辛かったです。本当に不安で、毎日どうしようと思っていましたが、いつまでに何をしなければならないというやるべきことは明確でしたから、目の前のことをやるしかないと吹っ切ってガムシャラに仕事をしました。
現場での経験は、自信にも成長にもつながったのですね。2020年12月に東京に転勤、部署異動されていますが、本人希望でしょうか?
そうです、自ら東京に行きたい!と手を挙げました。同世代と張り合うのに少し疲れたし(負けず嫌いなので勝手に張り合っていただけなのですが)、環境を変えたくなりました。しかし振り返ってみると、晴海オフィスに転勤になって本当に良かったです。結果として、より高い目標を持ち、新たなことにチャレンジできています。
ロジスティクス本部にコネクティッド本部と、新しい仕事ばかりですね。
ロジスティクス本部では、倉庫へのロボット導入に携わりましたが、右も左も分からず付いていくのがやっとでした。毎日が手探りで、またとても不安な日々を過ごすことになりました(笑)。システムの要件決めなんてやったこともありませんでしたが、それでも一つずつやっていけば、気が付くとなんとか「形」になっていました。現場での新規立ち上げの時もそうでしたが、やるべきことをやっていけば完璧ではないかもしれませんが、結果は付いてくるという経験は、自身の強みになっていると思います。
今後挑戦したいことはありますか?
今はコネクティッド本部で標準化の推進を行っています。「標準化」という漠然とした大きなゴールに向かって、何をどうしたらいいのか分からない日々をまた送っています(笑)。対外的な文書や、社外の方向けの会議資料作成、業界をどうしていきたいのかという高い視座で仕事を進めていく必要があり、生まれてはじめて「もっと勉強すればよかった」と悔やむ日々です。でも、持ち前の負けず嫌いで、この挑戦を乗り切り、また成長してみせます!